古来より水の都として栄えてきた島根県の松江市には、その歴史を象徴するように、年間を通して様々な素晴らしい祭りや伝統行事が存在します。 今回は、松江市のおすすめの祭りや伝統行事をご紹介します。
□松江武者行列
*概要 松江市は江戸時代に松江城の城下町として栄えたという歴史があります。 この歴史をPRしようと平成15年から始まり、今や多くの観客で賑わう松江市屈指の伝統行事となりました。 現在は、毎年4月上旬の桜が舞う季節に開催されています。 甲冑を身にまとった武者や色鮮やかな姫に扮した市民が松江城を目指し、松江市内を練り歩く様子は時代劇さながらです。 有志団体による火縄銃や和楽器を用いた演舞など1日を通してたくさんの見所があります。
□松江水郷祭
*概要 松江市には宍道湖(しんじこ)という日本百景にも選ばれた自然豊かな湖があることから、水郷祭となりました、 毎年8月上旬に2日にわたって開催されている祭りです。 たくさんの屋台で賑わい、特設ステージではゲストのトークショーや団体イベントなど様々な催しが行われます。 そして、初日の夜には、松江市内を彩る約10,000発もの花火が湖上に打ち上げられます。 湖上花火大会としては西日本最大規模であり、花火職人のユニークで芸術的な色とりどりの花火は一見の価値有りです。
□松江水燈路 毎年9月初旬から10月下旬まで2ヶ月間にわたって開催される祭りです。 松江城周辺を水燈路行燈 500 個、行燈2,000個で照らします。 特に、堀川遊覧船夜間運航は、船上から松江市内の幻想的な景色を味わえると人気です。 大手前駐車場では、地元の飲食店がご当地料理を屋台で販売するなど賑わいも見せています。
□松江祭鼕行列 *概要 毎年10月上旬に開催される数百年の歴史がある伝統行事です。 出雲地方では、和太鼓のことを鼕(どう)と言います。 30以上の各町・各団体が用意した大きな鼕を据えた山車を大人と子供数十人が引き廻ります。 鼕の雄大な打ち鳴らし音と笛や拍子の軽快な音は、松江の歴史を感じさせてくれます。
□国宝松江城マラソン
*概要 最後にご紹介するのは、松江城マラソンです。 毎年、12月上旬に開催されていており、42,195kmの距離を登録の部(競技者)と一般の部に分かれて走ります。 定員は5,000名の先着順となりますので、比較的参加がしやすいマラソン大会ではないでしょうか。
□まとめ 今回は、松江市のおすすめの祭りや伝統行事をご紹介しました。 自然に恵まれていて歴史も深い松江市は、その魅力を最大限発信する催しがたくさんあります。 地元の住民はもちろん、観光客でも例年賑わう素晴らしいイベントばかりです。