賃貸での暮らしは、部屋を借りている立場ということもあり、どこまで大家さんや管理会社へ許可や相談をするべきか気になるところでしょう。 特に、照明の交換は細かい部分で、許可や相談が必要なのか異なる場合があるので注意が必要です。
そこで今回は、賃貸の照明を交換する際は許可や相談が必要かについて解説します。
□賃貸の照明を交換する際に許可は必要なのか
照明の交換に関しては、室内か室外かによって許可が必要かどうか変わってきます。
室内であれば、許可や相談は必要ありません。 室内の蛍光灯や白熱灯は消耗品扱いとなるため、貸主への連絡なしに交換しても問題ありません。 しかし、取り付けてある照明器具自体は貸主の持ち物となるので、それ自体は勝手に交換することはできず、相談を行い許可を得る必要があります。
仮に、入居時すぐに電球が切れていた場合は、管理会社や大家さんに相談してみてください。 この場合は経年劣化によるものになるので、貸主側が負担してくれる可能性があります。
一方で、ベランダやバルコニーといった室外は、建物の共有部分という扱いになるので、勝手に交換を行うことはできません。 管理責任は貸主にあるので、貸主に連絡して交換してもらう必要があります。
元々取り付けてあると、自分で交換しても良いと考えがちですが、室内か室外かによって異なっているので、注意が必要です。
賃貸物件で貸主側が負担してくれるかどうかの基準は、元々貸主側が設置したものであるか、共有部分のものであるか、建物の構造部分であるかによります。 こういった費用などの負担に関しては、入居時の契約書に書いてあるので、しっかり読み込んで納得した上で入居すると良いでしょう。
□賃貸で照明を交換する際に確認すべき点
賃貸で照明を交換する際には、自分で交換を行うため、様々なことを自分で確認する必要があります。 そこで、照明を交換する際に確認すべき点を3つご紹介します。
*取り付け方法
まずは、天井に付いている取り付け部品を確認しましょう。 自分で取り付けが簡単にできるものもあれば、専門の業者に頼まないとできないものもあります。 築年数によっては、古いタイプのものが付けられている場合もあるでしょう。
天井の取り付け部品は、ローゼットやシーリングと呼ばれる、コンセントのようなものです。 ローゼットは天井にねじで固定されていて、5キロ以上の重さの照明を付けることができます。 シーリングはねじが付いていないタイプのもので、5キロまでの重さの照明を付けることができるでしょう。
これらに照明の根本をつなげることで、電気が通り、照明として使うことができる仕組みとなっています。
*照明のタイプ
照明のタイプには、天井にくっつけるシーリングライトと、天井からぶら下げるペンダントライトの2種類があります。
まず、シーリングライトの利点としては、光が広い範囲で当たることが挙げられます。 一人暮らしの場合には、部屋を広く使うことにも繋がるので、シーリングライトがおすすめです。
しかし、高い位置にあるため、電球の交換や掃除が少しやりにくいデメリットもあります。
次にペンダントライトは、照明のデザインを自由にできることが利点として挙げられるでしょう。 シーリングライトは天井にくっついている同じような形のものしかありませんが、ペンダントライトは、照明の形や色や高さを自由に選ぶことができます。
また、手に届く高さで調節できるので、電球の交換や掃除がしやすいことも利点として挙げられます。
*明るさや色
明るさや色は、ワット数と部屋の広さ、壁の色を加味して考えましょう。 主な色の種類としては3種類あります。
1つ目は、昼光色といい、オフィスや学校などで使われている色です。 最も明るく青白いきれいな光で、部屋を明るくしたい方や集中したい環境を作りたい方は、こちらがおすすめと言えるでしょう。
2つ目は、昼白色といい、自然の光に似た色です。 これが最もよく使われている光で、特にこだわりがなければ昼白色にすることをおすすめします。
3つ目は、電球色です。 昔ながらのオレンジがかった色が特徴です。
他の色と比べると明るさは劣りますが、安心感や温もりを与えてくれる色です。 しかし、かなり特徴的な色なので、一般的とは言えません。 部屋の雰囲気に合わせたこだわりがある場合は検討すると良いでしょう。
上記でご紹介した3つの確認すべき点を踏まえた上で、内見時に確認してみてください。 部屋の広さや壁の色などをしっかり確認することで、後悔のない、自分の好みに合った照明を選ぶことができるでしょう。
□まとめ
今回は、賃貸の照明を交換する際は許可や相談が必要かについて解説しました。 賃貸の照明の交換は室内か室外かによって、扱いが全く異なるので、契約書などを通してよく確認しておく必要があります。
また、内見時の下調べも非常に重要です。 確認をしっかり行い、自分好みの照明選びができるようにしましょう。