「隣の部屋の物音がうるさくてなかなか寝られない。」 「外から聞こえてくる電車の音がうるさくてストレス。」 このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。 実際に騒音は多くの方が悩んでいる問題のうちの1つです。 そこで今回は、松江市の賃貸のプロが、自分でできる壁の防音対策を解説します。
□壁の防音対策にはどんなものがある?
防音対策には主に3つの種類があります。 それでは以下では3種類それぞれの防音対策を解説するので、一緒に見ていきましょう!
まず1つ目は吸音です。 音を吸収することで音の跳ね返りを防止し、音が室外に透過するのを防止したり、音が発生している室内における音の反響を抑えたりする方法で、かなり一般的な方法でしょう。 特徴としては、外に音が漏れにくく、室内でも音がはっきりと聞こえます。 しかし、吸音性を高めすぎると、反響音が完全に消えてしまい、何か物足りないと感じてしまうケースもあります。
2つ目は遮音です。 具体的には空気中で伝わってくる音を遮断して、外に音が逃げていかないようにする方法で、こちらもかなり一般的な方法でしょう。 外に漏れてしまう音の大きさが小さければ小さいほど、遮音性が高いということです。
3つ目は防振です。 これは何か物がぶつかったときにその衝撃音を減らす方法です。 そのため、隣の部屋の壁から何かがぶつかって音がしていると感じるようなときに有効でしょう。
□自分で防音対策をしてみよう!
まずそもそも、自分で防音対策なんてできるのかと疑問に思われた方も多いでしょう。 結論からいうと、可能なのです!
防音対策をするのに必要な道具は以下の4つです。 ・マスキングテープ ・強力両面テープ ・プラスチックダンボール ・吸音材
それでは手順を解説します。 まずは吸音材の裏のテープを剥がし、プラスチックダンボールに装着して、防音壁を作りましょう。 次に、防音壁を壁の大きさに合わせて切っていきます。 それが終わると、壁に貼る防音壁を囲むような形でマスキングテープを貼りましょう。 次にマスキングテープの上に強力両面テープを貼りましょう。 最後に両面テープを剥がし、防音壁を装着すれば完成です。
このような単純な作業だけで防音壁を作れます。 そのため、騒音が気になる方はぜひ試してみてください。 それではその他の防音対策方法についてもご紹介します。
□防音カーテンを取り入れて自宅の防音対策をより強化しよう!
防音壁でも十分に効果はありますが、窓のすき間から音が漏れてしまうこともあります。 その対策としては、防音カーテンを使用することです。 それでは防音カーテンのポイントを解説します。
*防音カーテンとは?
防音カーテンとは、防音効果を持たせるために生地を特殊な織り方にしたものや生地を何層にもしたもの、金属を使用し、特殊な手入れをしたものがあります。 このような処理が施されたカーテンが防音カーテンで、大変便利なのでぜひ試してみましょう。
*どんな音を防音できるの?
アラームや電子楽器などの音を防音できます。 そのため、普段部屋でアラームを鳴らす時間が長い人や、楽器を使用する人には特におすすめです。
*防音カーテンを取り付けるときのポイント
窓から空気が漏れてしまわないように、ぴったりと取り付けるのがポイントです。 窓から空気が漏れてしまうと、音も一緒に漏れてしまうので、きちんとすき間を作らないように取り付けましょう。
購入後は、もちろんずっとカーテンを閉じたままにしておく必要はありません。 あまりうるさくならないようなときであれば、カーテンを開けていても問題ありません。 防音カーテンはオンライン上でもご購入いただけます。 こちらの場合は自分で作る必要はないので、購入するとすぐに取り付けて使用でき、とても便利です。
□自作防音壁の注意点ってどんなもの?
ここまで防音の方法とその得られる効果を解説してきましたが、ここで注意点の解説をします。
それは壁紙へのダメージです。 マスキングテープも長期間貼り続けていれば、剥がすときに剥がれにくくなることがあります。 その際、壁に傷が入ることも考えられるので、特に賃貸住宅の方は注意しましょう! 対策方法としては、できるだけ剥がしやすいマスキングテープを使用することです。
最後に気になる費用について少しだけ言及しておきます。 自作した場合の費用は、約2万からでしょう。 費用の内訳の一例としては、遮音材に約30%、柱材に約20%、内装材にも約20%、あとはその他で30%です。 その他には工具や金具が主なものとなっており、メジャーやドリル、ノコギリなどを使用することになるでしょう。
また、作るのにかかる時間は長ければ2週間ほどかかります。 一方で、ただカーテンを付けるだけの簡単な作業の場合であれば1日で十分でしょう。
□まとめ
以上、今回は自分でできる防音対策について解説しました。 少しの費用と時間をかければそんなに難しくはないので、ぜひ試してみてください! 当社は、松江市で賃貸住宅を多数取り扱っております。 壁の防音などが気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください!