「賃貸のキッチンでは、十分な収納が確保できるか心配だ」 皆さんの中にも、賃貸におけるキッチンの収納でお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。 特に、ワンルームや1Kの間取りだと、キッチンの収納スペースが不十分になることもあるでしょう。 そこで今回は、賃貸でできるキッチンの収納術をご紹介します。
□賃貸のキッチンの収納で重要なポイントとは
キッチンでは、食器や調味料、調理具などの収納スペースが必要です。 しかし、ワンルームや1Kの間取りの場合、キッチンはコンパクトなものが多く収納に困ることもあるでしょう。 キッチンの収納は、様々な工夫をすることで広く使えるようになります。
まずは、次の二つのポイントについて考えることをおすすめします。 二つのポイントとは、「何をどこに収納するか」と「テーマ」です。
キッチンの収納では、何をどこに収納するかを具体的に決めることが重要なポイントです。 料理をして、盛り付けて、配膳する、そして片付けを行うという一連の流れを意識してみてください。 キッチンで何をして、どう動き、どこに置くべきなのかを考えて、それぞれの収納場所を決めることが大切です。 生活導線を意識することで、効率が良くなるだけでなく、収納スペースを有効活用できるでしょう。
そして、キッチンのテーマ―を決めるのも重要なポイントの一つです。 キッチンの見た目が整えられていないと、収納もいい加減になってしまうでしょう。 そのため、キッチンのテーマを決めて、色を統一することをおすすめします。 また、ワンルームの間取りの場合、キッチンとリビングの境界が分かりにくくなる可能性が高いです。 そこで、リビングとキッチンで、テーマを変えて、境界を設けてみると良いでしょう。
□賃貸でできるキッチンの収納術とは?
賃貸のキッチンの収納では、「何をどこに収納するか」と「テーマ」を決めることが重要と分かっていただけたと思います。 本題の「賃貸でできるキッチンの収納術」についてご紹介します。
*食器の収納
キッチンに収納するものの中で、食器は多くのスペースが必要になります。 しかし、一人暮らしの部屋に食器棚を設置してしまうと、部屋が狭くなってしまうので、できるだけ避けたいですよね。 そこで食器の収納として、シンクの下や吊戸棚に食器を収納することをおすすめします。
シンクの下や吊戸棚に収納することで、扉を閉めるとホコリや汚れから食器を守れるでしょう。 また、コの字ラックやディッシュラックを有効活用して、狭いスペースに多くの収納を作ることも上手くキッチンを活用するコツです。 使う頻度の多い食器は、できるだけ手の届きやすい位置に収納しておくと、便利でしょう。
*調味料の収納
調味料は、広い収納スペースを必要としませんが、数が多いと置き場所に困るでしょう。 また、できるだけ調理中に手の届く場所に置いておきたいですよね。
調味料の収納スペースとしては、水切り棚やシンク前がおすすめです。 賃貸のキッチンでは、シンクの上に水切り棚が取り付けられていることも多いでしょう。 もちろん、水切りスペースとして使うのも良いですが、調味料の収納棚としても利用できます。
シンク前のスペースも調味料の収納スペースとして有効活用できるでしょう。 他にも、冷蔵庫とシンクの隙間に収納スペースを設けられるでしょう。 使われていないスペースを見つけて、収納場所を作ることも収納術の一つです。
*調理器具の収納
調理器具は、フライパンや鍋、お玉など数も多く、収納するためにはある程度スペースを設ける必要があります。 収納術としては、シンク下に収納したり、レンジフードに引っ掛けたりする方法が挙げられるでしょう。 シンク下に収納する場合は、仕切りを用いて、できるだけ積み重ねて置かないようにしましょう。 積み重ねることでたくさんのものが収納できますが、使いたいときに取り出しにくくなってしまいます。
その点では、レンジフードに引っ掛けたり、有孔ボードを取り付けて収納スペースを作ったりする方法がおすすめです。 また、最近では、一つのアイテムで二つ以上の役割を果たしてくれる調理器具もあります。 賃貸に引っ越す際に、調理器具を購入する機会がありましたら、ぜひ探してみてください。
*その他の収納
キッチンでは、食器や調味料、調理器具以外にも、キッチンペーパーやラップなどの備品の収納スペースが必要です。 これらの備品は、デッドスペースと呼ばれてる使われていない場所に収納すると良いでしょう。 例えば、冷蔵庫横やシンク周辺などがデッドスペースになることが多いです。 場所を取らない吊り下げ式の収納を使うのもおすすめです。
□まとめ
賃貸では、キッチンの収納に悩まされることもあるでしょう。 最初は、収納スペースに困っていなくても、後々収納に困ることもあるかもしれません なぜなら住んでいくうちに、次第にものは増えていくからです。 そのため、収納スペースを有効活用することはとても大切です。